イズミル

くつろぎのなかで味わい深いトルコ料理を 『イズミル』

古代から文明の十字路であったアナトリアで発展してきたトルコ料理は、中国料理、フランス料理と並ぶ世界三大料理のひとつとされています。大自然やさまざまな民族、文明との関わりのなかで生まれたその料理は使う食材も味わいも実にバラエティー豊か。阿佐ヶ谷駅からすぐ近くの『イズミル』はそんな魅力あふれるトルコ料理を味わえる貴重なお店です。 『イズミル』の主はスレイマンさんとエリフさんの二人。『イズミル』とはトルコ西部に位置し、エーゲ海に臨むトルコ第三の都市の名で、スレイマンさんの故郷。トルコ料理と一口にいっても地方によってさまざまに違うようですが、スレイマンさんがつくるのは料理上手のお母さんから受け継いだ故郷の味です。

初めて『イズミル』を訪れたときに驚いたのは、その料理の味わいの奥深さ。トルコ料理というとオリーブ油たっぷりでスパイシーなイメージを持っていたのですが、まったく違いました。たとえば、カルシュク・メゼという前菜の盛り合わせ。ヒヨコ豆のペーストや焼きなすのペースト、にんじんとヨーグルトの和えものなど野菜を主にした、彩りも豊かな前菜はそれぞれ異なる味わいで、食感も違います。ピリ辛だったり、クミンがほのかに利かせてあったりとスパイス使いも絶妙で、野菜をペースト状にした料理でもこんなにバラエティーが出せるものかとびっくりしました。『イズミル』の料理には前菜だけでなく、ケバブという肉のロースト、魚介や肉の煮込みからデザートに至るまで、常に新しい発見としみじみと身体に沁みわたるようなおいしさがあふれているのです。

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そして、温かな雰囲気も『イズミル』の魅力。オープンキッチンの店内にはエリフさんやサービスのスタッフのトルコ語を交えた元気な声が行き交い、カウンターの向こうには微笑みを湛えながら黙々と料理をするスレイマンさんの姿が。しつらえも言葉も料理も日本のものではないのに、なんだかとても家庭的でリラックスできます。 「自分たちの国の料理のおいしさをもっと日本の人にも知ってもらいたい」とエリフさん。トルコワインやトルコの地酒“ラク”を呑みながら『イズミル』でゆったりくつろいで食べる、スレイマンさんのトルコ料理は温かくて滋味豊か、なんだか元気が湧いてくる味わいです。

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イズミル

『イズミル』

住所東京都杉並区阿佐谷北2-13-2パサージュ阿佐ヶ谷2階
最寄り駅JR阿佐ヶ谷駅
TEL03-3310-4666
営業時間18時~23時(L.O.)
定休日月曜、第3火曜
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