
水炊きと芋焼酎で温まる 『五臓六腑 七八』
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ここ数年、沸騰状態だった焼酎ブームもようやっと一段落。今や焼酎は日本酒やビールと同様、飲食店だけでなく、産地を遠く離れた関東や関西の首都圏の家庭の食卓でもごく普通に飲まれるまでに浸透しました。『五臓六腑 七八』の店主、高橋研さんは本格焼酎、特に鹿児島や宮崎で地の酒として愛されてきた芋焼酎の魅力にとりつかれ、早くから焼酎のおいしさや懐の広さをたくさんの人に伝えてきた人。高橋さんによって本格焼酎の虜になった人も多いのです。『五臓六腑 七八』は渋谷の焼酎バー『五臓六腑』に続き、高橋さんが二番目に手がけた店で、大山地鶏・軍鶏を使ったさまざまな料理と本格焼酎が楽しめます。

メインの料理は新鮮な鶏のお肉や内臓などをテーブルの上の七輪に載せて焼く炭火焼。そのほかにも、地鶏の刺身をはじめ、タルタルソースをたっぷり添えた宮崎生まれのチキン南蛮、スパイシーなタンドリーチキン、ぷりりとした絶妙の食感に仕上げた鶏の炒めものなどなど高橋さんの味のセンスのよさが光るおいしい肴が勢ぞろい。もちろんどの料理も焼酎との相性は抜群ですが、この季節に特にお薦めなのが鶏スープで食べる水炊きです。

水炊きのだしは、大山地鶏と軍鶏の鶏がらと肉をたくさん使い、7時間ほども煮込んでとったもの。旨味とコク、コラーゲンがたっぷり溶け出しただしは塩をちょっと振っただけでも充分に深い味わい。このだしを軽く調味したスープで鶏や野菜を煮て食べるのですから、おいしくないはずがありません。食べた後はお腹からぽかぽかと温まり、満ち足りたいい気分に。鶏の旨味とコクがぎゅっと詰まった、なんとも贅沢な鍋なのです。 水炊きには大山地鶏と軍鶏のほかに、つくねバージョンもあり、こちらもお薦めです。また、うれしいのは小鍋で供されること。これなら少人数でもほかの料理がいろいろ楽しめます。凍えるような寒い夜、焼酎のお湯割りと鶏の水炊きを気の合う仲間とゆったり楽しんでみませんか?
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