
『オリジナル・ブラック・オーバル皿(IN MY BASKET)』 和でも洋でもつかいやすいうつわは、「黒」。


スタイリスト・宮下肇子さんのプロデュースするテーブルウェアのお店「IN MY BASKET」と料理研究家・小田真規子さんがコラボレートした、オリジナル・オーバル皿とスモール・ボール。小田さんが択んだ色は、なんと「黒」。
世の中の大半の洋皿は白い筈ですし、お料理映えさせるにはやはり白でないと、と断言する方も少なからずいると思います。つまり、料理の色かたちを際立たせるには、主張のない、没個性な白がいい、と。
もちろん、黒の皿に先例がないわけではありません。食の大家、北大路魯山人がゆき着いたのは暗色の織部でしたし、カフェ・ブームで再評価された柳宗理のブラックでモダンな食器は根強い人気があります。色彩の華々しいフレンチやイタリアンならいざしらず、黒の漆椀のなかにすっぽんの身と白ねぎ、こんがり焼き目のついた焼餅が強烈に旨いだし汁に浮かぶ椀物など、繊細、シンプルの極致のような和食のテイストを伝えるとき、日本人はうつわに「黒」を珍重してきたのです。
「この独特なブラックのマット感をだすために、何度も試作を重ねました」と語る宮下さん。洋皿のクールな既製品感を消すために、あえて日本の伝統製法、たたら作りで仕上げられたオーバル皿は、温かい微妙なゆがみを持っていて、和洋中とりどりの料理が並ぶ日本の食卓にもセンスよく溶け込める。雑種的な日本の食卓に向けて、ながらくスタイリングと料理を発信し続けてきた、宮下肇子さんと小田真規子さん。ブラック・オーバル皿とスモール・ボウルは、そんなお二人が共作した、個性あふれる、愉しげな提案なのかもしれません。
繊細でシンプルな和のテイストにも、クラシックな欧風料理にも、おもてなし創作料理にも、「IN MY BASKET」と「くすだま」のプレゼント(英語のpresentは「贈り物」を意味するとともに「提案」も意味します)する「ブラック・オーバル皿」(径・約29×21cm)は日々のお料理の幅を楽しく広げてくれながら、つつみこむような黒で抱擁してくれそうです。
『オリジナル・ブラック・オーバル皿(IN MY BASKET)』
| 住所 | 東京都 世田谷区玉川田園調布2-7-18セトル田園調布1F |
| 最寄り駅 | 田園調布駅から徒歩7分/自由ヶ丘駅から徒歩11分 |
| TEL | 03-3722-9660(お問い合わせ:IN MY BASKET) |
| 営業時間 | 午前11時〜午後7時 |
| 定休日 | 水曜日 |
【Release】 06.09.08
【取材文】 石田瑞穂
【写真】 山下裕司(クラッカースタジオ)
