須田二郎

『須田二郎』 夏の食卓には「木の器」で。

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 今月から「くすだまセレクト」は、暮らしに気持ちいいモノたちも紹介。この夏は、今人気の木工作家・須田二郎(すだ・じろう)さんの涼しげな「木の器」と過ごしてみたいものです。

 シンプルで、ぬくもりのある木のフォルム、おおらかなライン。須田さんの作品は障害木といわれる木材や、欅、梅、銀杏などから削りだす、オール・ハンドメイドの木の器。木目の自然な歪みをいかした垂(しで)の「ボウル」(写真上 12,600円)は、生木から削りだすので、木が乾燥していく過程で生じる微妙な歪みを計算しながら、器のかたちをイメージしていくのだそう。無垢木地のうつくしさを十全にひきだすデザインは、まさにウッドクラフトの逸品ではないでしょうか。夏に「ウッド」というと、なんとなく暑苦しい気もしますが、須田さんの木工は、薄くて、軽くて、丈夫。オリーブオイルでフィニッシュした無垢木の器は掌にのせてみると、見た目も、さわり心地も気持ちよくて、暑さもすっと忘れます。抱擁感のあるナチュラルウッドのボウルは、色の濃い、カラフルな夏野菜にはぴったり。楕円をした欅(けやき)のボウル(写真下 2,940円)には前菜を盛りつけて。素麺をのせてもいいですね。

 テーブルウェアのお店「IN MY BASKET」の宮下肇子さんは須田二郎さんの器の魅力をこう語ります。「須田さんの木工はアメリカやオーストラリアのウッドクラフトをベースに、ヨーロッパの伝統的なデザインからも影響を受けていますが、なぜか和の食卓に自然にとけこめる食器。6月に「木とガラスの食卓」というイベントを開催したときは、須田さんの木工とドイツのガラス食器をとりあわせてみました。アルツベルグなどのシンプルな白磁と合わせても映えるし、いっそうモダンになりますね。お手入れもとても簡単で、ぬるま湯で洗って伏せておくだけ。表面が白く乾燥してきたら、オリーブオイルを少し塗ってあげてください。吸水性にすぐれているので、水気の多い夏のお料理、サラダを盛るのに最適です。」

 サラダに、まぜご飯に、パスタに、ちらし寿司に。ガラスや磁器がどうしても多くなる夏の食卓に、須田二郎さんの木の器は便利で、必須なワンポイントになる筈です。


『須田二郎』

住所 世田谷区2-7-18玉川田園調布2-7-18セトル田園調布1F(取扱店・IN MY BASKET)
最寄り駅 田園調布駅から徒歩7分/自由ヶ丘駅から徒歩11分
TEL03-3722-9660
営業時間午前11時〜午後7時
定休日水曜日
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【Release】 06.07.08

【取材文】 石田瑞穂/協力・IN MY BASKET

【写真】 山下 裕司 (クラッカースタジオ)

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