
『ムッシュヨースケ』 この夏決定版「ムッシュ ヨースケ」の野菜カレー。


夏はなんといってもカレーが食べたくなる季節。そこで「くすだまセレクト」は、今夏イチオシのカレーをご紹介します。そのお店こそ、東京都目黒区青葉台にある「レストラン ムッシュ ヨースケ」。東京のカレー・スタイルを決定したお店として、カレー通にも、そうでないグルメにも、知る人ぞ知るお店です。
ヨーロッパの街角にもありそうな年季の入ったビストロ、ちょっとレトロでゆったりと時間の流れる木の店内は、とってもリラックスできる親密な空間。ところで、メニューを眺めていたら、え?本格フレンチのムニュがならんでいて、しかもかなりお安いお値段。ワインセラーのセレクトも見事で、ここはカレー屋さんだったんじゃ・・。それもその筈。オーナーでシェフの松島陽介さんは、数年前に惜しまれて閉店したパリの名店「ヴィヴァロワ」などで修行した経歴を持つフランス料理人。東京のフレンチ・レストランを経て独立後「ムッシュ ヨースケ」をオープンする際に「もっと気軽に、抵抗なくフレンチを味わってもらいたい」という想いから、あえて「だれもが好きなカレーをメインにした」のだそう。カレーを糸口に、初めての方にも本格的なフランス料理を楽しんでもらいたい、と松島さんは語ります。
料理人としての松島さんのテーマは「野菜」。カレーはその意味でも格好の素材だったとか。さて、気になるお味は・・うーん、これは、すばらしい。人気メニューの「野菜たっぷりベジタブルカレー」は、ご飯の上に素揚げした赤ピーマン、ナス、ニンニクの芽など色彩感あふれる野菜をトッピング。その上から特製のソースをからめてパクッ!「高温の油で野菜を揚げることで、野菜ほんらいの色が発色、滋味をひきだします。そして、スパイシーなソースがひとつひとつの野菜の香りと味、しゃきっとした歯ごたえを一気にひきあげて、最後にカレーソースと野菜が口の中でまろやかに混ざり合うのです」。煮込み系のカレーとは一線を画す逸品。辛すぎず、胃に重たすぎず、絶妙のバランス。ポーションも女性向きでやさしい。「野菜をルーで煮込んでしまうと、ぜんぶ辛いカレー味になってしまいますからね」。
それでは、だれもが聞きたい「ムッシュ ヨースケ」流カレーの秘訣とは?「ふつうのカレーにはつかわない、フレンチのソースでつかう素材をいくつか入れます。それと、煮込み終わる直前に入れる、特製のリンゴ・チャツネ。最後に入れる自家製チャツネの甘さと酸味が、食べた時にしみわたるような、カレーの奥深い味を生むんです」。
今年の夏は「ムッシュ ヨースケ」のカレーがクセになること間違いなし!ですね。
カレーだけでなく本格的なフレンチも味わえる。シーズンの桜えびをつかったオードブル「桜えびのガレット」。アラカルトは数百円からえらべる。
「ヴィヴァロワ」時代からのスペシャリテ、すべて野菜で構成された「野菜のコンポテ パリの味」は松島さんの「名刺代わりの一品」。「野菜をいかにおいしく食べるかが私のテーマです」。あのフランスの名女優カトリーヌ・ドヌーヴも食べにきたのだそう。
「野球が好きで、大のヤクルト・ファン」と気さくに話す松島さん「シンプルな素材、料理ほどいい」と、今日も厨房に立つ。
1Fは「ムッシュ ヨースケ」、2Fはパスタとワインのお店「マダム キコ」。1Fと2F、同じビルでご夫婦でお店を持たれている。店内は29席。予算はディナーで4,000円ほど(飲み物付)とリーゾナブル。
ノスタルジックな「時」をたたえる店内の演出。ディスプレイは松島さんがヨーロッパで求めたアンティーク。
ちょっとレトロな手書きの看板やイラストは、松島さんのお父上Ryoさんの作品。ジェントルであたたかな雰囲気をかもしだしている。
『ムッシュヨースケ』
| 住所 | 東京都目黒区青葉台3-21-13 |
| 最寄り駅 | 中目黒駅から徒歩12分 |
| TEL | 03-3716-5999 |
| 営業時間 | LUNCH 11:30〜15:00(LO) DINNER 18:00〜22:00(LO) |
| 定休日 | 火曜日 |
| 地図>> サイトを見る>> | |
【Release】 06.06.30
【取材文】 石田瑞穂
【写真】 山下裕司(クラッカースタジオ)



