土用の丑日には鰻?

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 やはりなぜ、土用の丑日は鰻なのかについての説明が必要でしょう。ただし、平賀源内が発明した!などという俗っぽい説明ではないので覚悟してください。  古代中国で成立した陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)、これは日本にも導入されましたが、同説では世界を木・火・金・水・土の5行によって説明します。四季の場合は、春=木・夏=火・秋=金・冬=水が宛てられ、残った土は四季の末、つまり立春・立夏・立秋・立冬の前の18日づつ分けて配置されました。これが土用です。よって本来、土用は年に4回ありますが、夏=火の土用は特に人に悪い影響を与えやすかったため、対処として考えられたのが、丑の日に鰻を食べることでした(ちなみに12支は年だけでなく、日にもあります。つまり子~亥の日があるということです)。  まあ、こういう説明は難しい方が真実味があっていいんでしょう、保険や税金の説明みたいに。以外と平賀源内の発案かもしれませんね。

【挿絵解説】贅沢の図(「魂膽夢輔譚 五編序」『滑稽文学全集6』文芸書院、1919年) 滑稽文学は江戸時代後期に流行する風刺・滑稽話しを主とした小説文学です。教訓的な題材も多く、本図も贅沢を戒める内容で、本妻の他、妾・腰元をかこい、珍味・珍物を追い求めても足りることはないよ、というものです。珍味のうちに「深川屋の樺焼」がみえ、当時の贅沢品の一つであったことがうかがえます。

【参考文献】・遠山英志『丑鰻考-「丑日の鰻」の起源を探る-』文芸協会出版、1988年 ・石上敏「平賀源内と土用のうなぎ」『解釈』4-11・12、2000年

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