ムーチー(鬼餅)
旧暦の12月8日はムーチーの日、今年は1月26日で子供のいる家庭では餅を月桃(サンニン)の葉で包んで蒸したムーチーを作りお仏壇や火の神様にお供えし子供達の健康祈願をする行事です。
ムーチーの日が来ると思い出すことがあります。私がまだ新婚1年目くらいのころでした。 オバーから電話が入り「明日初ムーチー作るから仕事休んで手伝ってね〜」母方の叔父の所に結婚10年目で男の子が生まれオバー、オジーにとっては初めての内孫でした。翌日タイミング良く仕事の入ってなかった私が手伝いに行くとすでに村のオバー達が集まりムーチー作りは始まってました私のオバーを探すと家の中だけでは間に合わず外にガスを置きシンメーナービーという直径70センチくらいの鍋の前で外のオバー達を仕切ってました、急いで私もオバーの手伝いをするため側に行くと「今日は結君の初ムーチーだから皆が手伝いに来てくれたさ〜」と上機嫌でした。結君は年の離れた私の従兄弟になります。結は皆で助け合うと言う意味を込めて名付けられた名前で文字通りこの日は結の日でした。その子も今年が成人式で大人の仲間入りです。オバーも元気だったらちょうど100歳できっとあの世でも皆を仕切ってるでしょうね。
話しは戻りますがなんとその日作ったムーチーは800個でその話しを知人に話すと皆驚きます明治生まれのオジーオバーにとっては後継ぎ誕生は何よりも嬉しかったのでしょう。800個のムーチーはその日の内に村中に配られ皆さんも一緒に初ムーチーを祝ってくれました。ところで今年の我が家のムーチーは餅粉だけのプレーン味、餅キビ入り、変わり種でココア味の三種類平均的な数で30個位作りました。これでも800個という数が並はずれてる事がわかりますよね、出来上がったらまずお仏壇、火の神様に供え今年も家族皆が健康で過ごせますようにと祈願します、それから皆に配ります。こんな事も私も知らない間にオバー、そして母から受け継いてるんだな〜と感じる日でもありました。


【07.03.01】


