慶良間みーゆしがまちげーみーらん

今回の母なるレシピ

沖縄スイーツ ポーポー・チンビン・あまがし

「シーミー」
山々の木々が青々と芽吹き北風から南風に変わる頃をうりずん(若夏)の頃とこちらでは表現します。その季節もあっという間に過ぎ、そろそろお肌の毛穴も開きムッと湿った空気で私のもっとも苦手な季節、沖縄は4月に梅雨入りをしました。周りを見渡すとこの時期に咲くサンニンやイジュの白い花が咲き湿った気持ちを爽やかに潤してくれます。少し前になりますが、3月末に、父の生まれた屋我地島に実家のお墓があるのでシーミー(清明祭)に行ってきました。沖縄では旧暦の3月15日あたりから清明の季節を迎えます。その頃から1カ月間にお墓参りをします。それ以外は亡くなった人がいる場合を除き、お墓参りをする習慣はありません。なので里帰りをしてもお墓参りはしません。そのかわりお仏壇は、お墓と直結していると考えられてるのでお仏壇を拝みます。そのシーミーの時は親戚縁者も集まり、それぞれが重箱や自慢料理を持ち寄り、お墓の前でウヤフアーフジ(ご先祖様)も一緒にピクニック気分です。それで沖縄のお墓はほとんど前が広く造られひさしが長かったりと、中にはお墓を造るときにベンチまで同じ石材で造ってるところもあるんですよ。そう一日がかりです。その時はきっとウヤフアーフジも楽しみにしてるので、いっぱいのご馳走やウチカビ(神様のお金)をおみやげにもって行ってもらうんです。その頃のウヤフアーフジはどこもお金持ちです。この清明祭は中国から伝わった風習らしくあちらでは場所によってはそのピクニックが一ヶ月続くところもあるらしく、そのためクーラーの入ってるところも珍しくないようです。

「沖縄のおやつとユッカの日」
皆さんは、「おやつ」というと何を思い浮かべますか?私にとって沖縄のおやつと言えば、ポーポーやチンビンでしょうか。旧暦の5月4日は子供の日で、その日市場には子供のおもちゃやお菓子などが売られ、その中にチンビン、ポーポー、張り子のチンチン馬のおもちゃが店先に並び、こどもたちの心をとらえていたようです。ものが豊富になった近頃の子供達にはあまり人気がないようですが、私にとってはよくおばーが小腹がすいたとき焼いてくれたおやつのイメージの方が強く、ユッカの日に食べるって分かったのは嫁いでからでした。前にも話しましたが、姑はしっかり伝統行事をしてる人で、特にこの日は一歳で長男を亡くした母は絶対に欠かしません。なので、その日はチンビンを焼きお仏壇にお供えします。母にとってはいつまでも一歳の息子なんですね。(ちなみに元気だったらお兄さんは今年還暦です。)そして他の子供、孫達の健康祈願をします。なんか、ありがたいな~。私にとっては今も昔もホッとするお菓子なんです。
ユッカの日と言えば、もう一つ海人のお祭りで糸満ハーレーと言えばあまりにも有名ですよね。その日は沖縄各地の漁村ではハーレーが行われ、海の男達が船で競い合い大漁と海の安全を祈願します。そのハーレ鐘が沖縄に鳴り響くと梅雨が明け、本格的な夏の到来です。でも今年は梅雨入りが例年より10日くらい遅かったので梅雨明けはもう少しさきのようですね。

さて今回から私がお手伝いをさせて頂いている琉球料理の教室から、こちらではすごくポピュラーな沖縄スイーツで、ウチナークレープの様なポーポー、チンビン、そしてあまがしと、教室風景も一緒に紹介します。


ウヤフアーフジにお供えする重箱。
おもちは私の手作りです。
右のは実家の母とお嫁さんの手作りで母の重箱は必ず海の物が入っています。
今年はアーサテンプラで美味しかった。
左前にある紙が神様のお金でウチカビです。
それをお線香が燃え切った後重箱のいくつかの品を一緒に焼きおみやげにもっていってもらうのです。
それでセレモニーは一通り終わりみんなでご馳走を頂きます。


お墓の中央で中の四角い石の扉は納骨する以外は開けません。 お線香は平お香でそれを立てていることでウヤハアーフジと交信が出来るのです。


私がお手伝いをさせて頂いている琉球料理の教室の風景


琉球料理の教室から。
チンビンあばた


琉球料理の教室から。
ポーポーの巻き方


琉球料理の教室から。
あんだんすーの置き方


【06.06.20】

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