うちのミツバはコリアンダー
緑が濃くなりました。空気は青くて清々しくサラダの様です。半日陰の庭には、いたるところにミツバが自生しています。お浸し、かき揚げ…、色々楽しみました。すぐ摘めるサンショウとミツバは、私たちのランチを豊かにする二大香草キングです。郭公が鳴きはじめ、ひと雨ごとにミツバは大きくなり、そろそろ食べ納めです。たっぷりと戴きましょう。
この写真を撮っているスタッフの留里さんは、タイに留学したことがあります。タイの暮らしや食文化の話はとても魅力的で、香草が日常にある光景、風景が目に浮かぶようです。アジアの麺を作ろう、のせる鶏肉とトマトは甘塩っぱくとアドバイスがあり、盛り付けも留里さんです。冷蔵庫にひとつ残った国産レモンも登場しました。エスニックに偏らず、かつお節と干しエビでしっかりとだしをとり、かき醤油で味をつけました。同じスタッフの理恵さんのお土産、宮古島のコーレーグースー(赤い小さなシマトウガラシを泡盛で漬けた調味料。さっぱりと辛い)をたらりと入れれば、島風も吹く。
麺は身体に優しい。するりとのどを通り、胃の腑に落ちつきます。まだ冷える日もある蓼科で、全員和らぐ顔ですすった、緑いっぱいの素麺です。
《アジアの温麺》
〈材料〉
・素麺 3~4束
・トマト 1~2個
・鶏もも肉 1枚
・干しエビ 大さじ1杯
・厚切りかつお節 ひとつかみ
・かき醤油
・醤油
・砂糖
・片栗粉
・コーレーグースー
・ごま油(白)
・レモン
〈作り方〉
(1)鶏肉は皮を除いて、包丁で荒いミンチにする。
(2)鶏肉の一部とたっぷりのかつお節でだし汁をとる。
(3)だし汁に干しエビを入れ煮て、かき醤油で味を調える。醤油でもよい。
(4)ミンチした鶏肉をごま油で炒め、皮をむいたザク切りのトマトを入れる。出た水分を漉して煮つめ、再度一緒にして煮ると、こってりとする。醤油と少々の砂糖で味を調える。
(5)茹でた素麺にトマトと鶏肉を盛り、汁を張る。
(6)たっぷりのミツバをのせ、レモンを搾って食べる。コーレーグースーはお好みで。
07.06.04
【文】萩尾エリ子 【写真】原田留里





