しゃりしゃりルバーブの甘酸っぱいトースト
山桜が散りました。風に舞った花びらは、自生のフキやミツバに愛らしい模様をつけました。ひと雨ごとに緑は深まり、私たちの庭は風味を楽しむ花や草たちでとても豊かです。
いつも、この季節はルバーブを楽しみます。ジャムではなくて、この食べ方。みずみずしく伸びた茎は爽やかな酸味で、私たちの手近なおやつです。まずは薄く小口切りにしたものに、たっぷりとお砂糖をまぶし、そのまま食べます。甘酸っぱくて、フルーツのようです。ただし、食べすぎにご注意下さい。便通がよくなりすぎますから!
次に、ほんの少し火を通す。ジャムになるほど柔らかく煮ず、歯触りを残します。バターをたっぷり塗った熱々のトーストに、これをのせて戴きます。小鳥の声が、そこここで聞こえる。庭のテーブルによく似合う一品です。
訪ねてくれたもとスタッフと共に、懐かしの“美味しい時間”を過ごしました。居合わせた方には、赤緑色の茎を新聞紙にくるりと包んでおすそ分けです。弾む足どりを見れば、明日のこのトースト登場は間違いないでしょう。繰り返す、小さな庭の五月の喜びです。
《しゃりしゃりルバーブの甘酸っぱいトースト》
〈材料〉
・ルバーブ 大1本、または小2~3本(細くても美味しい)
・砂糖(てんさい糖、きび砂糖など) 用意したルバーブにたっぷりとまぶす量
・トースト用パン
・バター
〈作り方〉
作りおきせず、食べる分だけを作ります。
(1)ルバーブの茎は皮をむかず、2~3cmの厚さで小口切りする。
(2)厚手の鍋に(1)を入れ、たっぷりと砂糖をまぶして、20分ほど置く。
(3)中火にかけ、木ベラなどでかき混ぜる。煮くずれが早いので、様子をみながらシャリシャリしているうちに火を止める。甘みが足りなければ、熱いうちに砂糖を足す。
(4)バターを塗ったトーストに載せて食べる。シロップが残ったら、ヨーグルトにかけるなど、ご利用下さい。
07.05.22
【文】萩尾エリ子 【写真】原田留里


