朝もやと夕焼けと
白いポットには、“Evening red and morning grey are the sure signs of a fine day.”と書かれています。以前開いていたカフェのために作った器です。
文字通り、ここにはたくさんの美しい朝と夕、そして澄みわたった空がありました。今日も晴れ。湯気のたつ熱いお茶に、伊予柑を大きく切って入れます。たよりないスライスではなく、ザクッと輪切り。もう20年以上も取り続けている水俣の果実は、太陽のような輝きです。
外はまだ白い世界。日中にはつららの先から水滴が落ち、日が僅かに長くなりました。春を待つ日々が続きます。
光差す窓辺でお茶を啜れば、想像の花々が咲き、馥郁たる香りが漂いはじめるから不思議。春の酔いにはまだ早く、アルコールなしのサングリア、蜂蜜の甘さも手伝って、うきうき、ひらりと踊りだしたい気分です。
《伊予柑の入ったハーブティー》
〈材料〉
・赤いバラの花びら ひとつまみ
・野イバラの実(ローズヒップ) ひとつまみ
・ハイビスカス 少々
・蜂蜜 小さじ1~2杯
・伊予柑 輪切りひと切れ
〈作り方〉
(1)ポットにハーブを入れる。
(2)沸かしたての熱湯を入れて、5~8分蒸らす。
(3)カップに注ぎ、伊予柑と蜂蜜を入れる。
07.01.30
【文】萩尾エリ子 【写真】原田留里





