ソラマメ、ミョウガ、新ショウガ、庭のミツバの小さなおむすび
「妊婦さんたちの集まりに、うちのたんぼでとれたお米のおむすびを、たくさん持っていきました。おむすびって、偉いですね。その場がとても温かくなって、お話しが弾みました。」
昨年、自ら3人目の男の子を出産した助産師さんのお話です。きっと彼女のおむすびは、まるまると大きいに違いない。
今日のおむすびは、ここで働く私たちへの、今日のごほうび。初夏のささやかな昼の宴。郭公が鳴き、終わりのズミの花びらが風と共に舞い降りる。
初もののソラマメの薄緑、ミョウガやショウガの初々しい香り…。この時ばかりは、つややかな白いご飯。香りと舌触りと色彩が、この白に点在し、溶けこみました。
むすぶ時も、盛りつける時も、ほおばる時も、笑みがこぼれる、これも偉いおむすびです。
《4つのおむすび》
〈材料〉
・炊きたてのご飯
・ミョウガ
・甘酢漬けにしたばかりの新ショウガ
・庭のミツバ
・ソラマメ
・塩
・酢
〈作り方〉
(1)ソラマメは茹でて皮をむき、荒く刻む。
(2)ミョウガはみじん切りにして、少々の塩と酢でなじませる。
(3)ショウガもみじん切り。甘酢漬けがなければ、生の新ショウガをみじんに切り、少々の塩と酢でなじませる。
(4)ミツバはさっと茹でて、よく絞り、みじん切り。
(5)お茶わんなどに、あつあつのご飯とそれぞれの具を入れ、さっくり混ぜて、ふんわり、しっかりとむすぶ。
06.06.05
【文】萩尾エリ子 【写真】原田留里





